written: 2014-07-03 .. 2014-09-20

WiMAX に一本化してみた

僕は元々、携帯電話が嫌いで、というか固定にしても電話はほとんど使用せず、ほぼ待受専用状態でした。僕にとっての通信=インターネット(データ通信)を意味しています。そんな僕は、いくら世の中が携帯電話の普及によってモバイル化の一途を辿っても、音声電話がモバイル化されただけのことであり、本当に「どーでもいい」ことだったのです。

そんなわけで、情報通信については、ブロードバンドと常時接続だけが僕の関心事でした。NTT のテレホーダイから、やがて ADSL へと移行し(この間 NTT から KDDI に乗り換え)さらに光回線化と遍歴してきました。

iPhone / Android の普及によって、モバイル通信もついに音声電話ではなく、データ通信が中心に捉えられる情勢になってきたので、僕もそろそろ、モバイル環境を考えるようになってきました。

当初は、固定の光回線のインターネット+電話の環境はそのままで、そこに追加でモバイル環境を導入することを考えたため、MVNO の低額低速 3G SIM を使っていました。つまり、固定環境で約 5000 円のところに、低額 MVNO SIM のプラス約 500 円という体制だったのです。

そのうち、2013 年になると WiMAX の激安キャンペーンをあちこちで見かけるようになりました。WiMAX だと上手く行くと、通信量無制限の高速ブロードバンドのモバイルの環境が得られるため、固定環境を廃止して、通信サービスをモバイルのみに一本化することが狙えます。

とはいえ WiMAX は本来はそれほど安くないサービスなので、いくら一本化できるメリットがあったとしても、あまり大差がない気がしていました。しかし、この激安キャンペーンであれば、WiMAX に失望してまた光の固定回線に戻る羽目になっても差額分で十分に元は取れると思うので、まあ試してみてもいいかなと思って、突撃してみることしたのです。

月額固定費用の比較(使用前⇔使用後)

使用前 ⇔ 使用後
KDDI
au ひかり マンション
(16 契約以上の場合)

(with DTI ServersMan)
楽天
RaCoupon WiMAX
(WM3800R 1年プラン)

(with Fusion SMARTalk)
光回線¥3800KDDI
音声電話基本料¥500KDDI¥0Fusion
モバイル回線¥467DTI¥1886楽天 RaCoupon
月額通信費用合計¥4767¥1886

ご覧のように衝撃的な結果となっています。

もちろんこれは、従来の WiMAX(無印)から新世代の WiMAX 2+ への移行期にあたる 2013 年のドサクサ時期の、1 年契約限定の激安キャンペーン価格であって、本来の WiMAX の定価はこの倍程度の月額料金(¥3696)です。その価格と比較したとしても、やはり、固定とモバイルの一本化の効果は絶大であることがわかります。モバイルでいつでも持ち歩けるインターネット環境があれば、固定電話も必要なく、Fusion SMARTalk のような月額基本料金無料の IP 電話でリプレースできます。

このような固定回線を撤廃してしまうような極端なやり方は、僕のような単身者だからできることであって、2 人以上の家族世帯では絶対にお勧めできません。

一方逆に、僕のような単身者であれば、この圧倒的なコストパフォーマンスには目がクラクラすることでしょう。最近、NTT、au(KDDI)、Softbank がそろって通話定額制を導入して、「得した!」と喜んでいる人は少なくありません。しかし、情報強者から言わせれば、「今さら」なんです。音声電話は IP 電話や Google のハングアウトのようなサービスを使えば、「無料が当たり前」の時代に、月 2000 円以上も払って「得した!」と言っているのは、こちらが敢えて指摘するのも気の毒なくらいです。

そもそも上記の比較対象となっている au ひかりマンションをベースにした契約は、僕が、WiMAX を使う以前に極限まで最適化して辿り着いたものであり、固定環境としては相当安い形になっていると思います。今後 WiMAX に失望するようなことになったら、僕自身いずれ戻る可能性もあります。

世の多くの人々の、固定回線にさらにスマートフォンを持っている場合の月額費用を考えてみてください。固定回線+スマートフォン(通話定額+パケット定額)で 1 万円は簡単に越えるのではないでしょうか?

その他の WiMAX に関する話題

前述のように、WiMAX 一本化は単身者でないと使い辛いものがあり、万人にお勧めできるわけではありません。また、WiMAX は先行きが不透明で、色々と情報が錯綜しています。WiMAX の情勢については「WiMAX の今後を深読みする」という記事にも記してあるので、関心のある方は参照してみてください。


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